近年「UGC」がマーケティングのなかでもとりわけ重要視されてきています。
ここでは、UGCとは何か、UGCの手法や事例、注意点について解説をしていきます。
UGCとは?
UGCとは、User Generated Contentsの頭文字をとっており、直訳するとユーザー生成コンテンツとなります。具体的には、ユーザーが制作したコンテンツのことを指します。例えば、ブログやSNS、動画投稿サイトなどで投稿されたコンテンツや、ユーザーのレビューや感想などもUGCに含まれます。
UGCの活用手法
UGCには4つの代表的な手法があります。
*オウンドメディア
ランディングページやECサイトにUGCを掲載すれば、ユーザーの購買意欲を掻き立てることができます。実際に商品を購入したユーザーの口コミがわかるため、他サイトへの離脱も防げます。
*SNS広告クリエイティブ
UGCをSNS広告クリエイティブで活用することで、一般的に投稿されるコンテンツと違和感なく発信することが可能となります。SNS広告は一般的に大量のクリエイティブを投下していきますが、UGCを活用することで、自社制作をおこなわずとも素材を大量に手に入れることができます。
*SNS公式アカウント
UGCをSNS公式アカウントの投稿素材で活用すれば、公式アカウントとファンがつながることができます。またファンからのUGCを公式アカウントが紹介することで、ファンからの支持が高まる効果もあります。
*商品同梱
UGCを商品同梱してあげることで、自分以外にも沢山のユーザーから支持されていることを実感することができ、リピートにもつながっていきます。
UGCの活用事例
株式会社KADOKAWAでは、Instagramを活用したアンバサダー施策を展開しています。お子さんをもつアンバサダーが、子どもに読み聞かせた絵本に関する情報を発信してもらい、商品の認知度を高めるとともに、ファンとのつながりをもたせています。
UGCを活用する際の注意点
UGCを活用するなかでいくつか注意点が存在します。一つは著作権で、マーケティングにUGCを活用する場合、ユーザーに許可を取らなければなりません。
また、薬機法に抵触する内容はNGです。
そして、企業がインフルエンサーに対してUGC投稿を依頼した場合、投稿時に企業とインフルエンサーとの関係性をはっきりと明示しておかなければステルスマーケティングに該当し、発覚した場合自社にとって大きな損失となり得ます。
まとめ
UGCは企業とユーザーとの関係性を良好にするとともに、一般ユーザーに対してリアルな体験を共有することができ、企業とユーザーの双方にメリットがあるといえます。
UGCをまだ導入していないという方は、UGCを上手に活用して、自社のブランド力を高めるマーケティング施策を展開していきましょう。